恋人は王子様!?



「☆☆ランドか?」

「だ、駄目?」


「いや、駄目じゃないけど」


「あそこね、出来て三年目くらいでしょう。…ほんとはね、高校に受かった時にね、高校受験の前に裕ちゃんが高校受かったら何処でも連れてってやる、欲しいもの何でも買ってやるって…云ってくれたでしょ。あの時に☆☆ランドへ連れてって貰おうと思ってたの。…だ、だけど行けなかったから…私、まだ一回も行ってないんだ。だから」


「分かった。行こう☆☆ランドへ」


「裕ちゃん…い、いいの?」


「あぁ、三年越しの約束だ。連れてってやる。欲しいものも何でも買ってやる」


「フフフ…ありがとう。でもそんな事を云ったらいっぱいおねだりしちゃうよ。裕ちゃん破産するかも」


「ハハハ…いいぜ、お前になら破産させられても」


「ひ、裕ちゃん…甘やかしすぎだよ」


「いくらでも甘やかしてやるから」


裕ちゃん…優しすぎるよ。







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