恋人は王子様!?



「大学は何処を受けるんだ」


…急に話しが変わった。


「菫?」


「あ、はい。〇〇大です」


「〇〇大か。結構レベル高いな」


「はい」


「まぁ、あんだけの成績なら大丈夫だろ」


「……」


「一応副担だからな」


そうでした。


成績 見ようと思えば調べられるよね。


「英語が苦手か?」

「……」


「まぁ、悪くはないが、他の成績が90点以上なのに、英語だけがぎりぎり80点か」


「……」


「教えてやろうか?」


「け、結構です。特別扱いは駄目」


仮にも教師でしょうが。


「青木には」


「はい?」


「英語を教えてもらってるんだろ」


「……」


「菫?」


「…はい」


別に悪いことじゃないけど、何故か…俯いてしまう。




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