恋人は王子様!?
過去の出来事
「菫ちゃん」
「はい」
「何かあった?蓮見先生と」
「えっ?な、何も…」
「……」
じぃっと見られてる。
「せ、先生」
「……」
はぁ~
野崎先生には敵わない。
「先生、ちょっと」
誰もいないのを確認して、教室へ―
「先生、誰にも内緒だからね」
「……」
「島先生にも云っちゃ駄目だから」
「…分かった」
「あ、勿論蓮見先生にも、内緒だからね」
「う、うん。何か大変な事なの?」
「い、いや、そこまで大変じゃないけど」
「どっちなのよ」
野崎先生…笑ってる。
その優しい笑顔に勇気づけられて