恋人は王子様!?



……ェ!


後ろから抱きしめられ


「お疲れさん」


「先生」


「今は先生じゃねえし」


「……」


「菫」


「うん?」


「明日」


「駄目!今日は特別だから…」


「分かってる。ただ、明日は無理に勉強すんな。ゆっくり休めよ。体を壊したら元も子もないからな」


「うん…大丈夫だから、そんなに心配しないで…貧血もそんなに酷くないし…そ、それにね」


「ん?」


「裕ちゃんが…『大切な人』って云ってくれたから…もう大丈夫だよ」


「……」


裕ちゃんの方に向かされて


………


……





唇が…重なった。


……







「おい菫、帰るぞ」

下からお父さんの声が!


「あ、は~い」


「……」


「じゃあ裕ちゃん…行くね」


「あぁ」


「また先生と生徒だからね」


「フッ あぁ」



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