『多良家』の嫁☆〜お隣BOY☆続編〜
無職となった私は、お母さんと過ごす時間が増えました。



嫁姑問題は今のところはありません。


「お母さんとお父さんはどうやって結婚したんですか?」


私はついに核心に触れてみることにしました…


「お父さんはね、高校の時の先輩だったのよ…」


お母さんはうっとりした顔で話始めました。


「私達は柔道部だったのよ」


えぇ!


お母さん…
その華奢な体で柔道…


「それで、私からお父さんに告白したの」


えぇー!!


「あ、写真見る?」


お母さんはいそいそとアルバムを持って来ました。



「これがお父さん」


将太じゃないですかっ!


「なんていうの?ちょっとでっぷりしてる人が好きなのよ〜」


お母さん…


デブ専てやつですね…


「将太もこの頃ますます男前になってきたでしょ〜お父さんに似て」


いや、ますますでかくはなってきたけど…


「お母さんはどれですか?」


「私はこれ」


< 14 / 37 >

この作品をシェア

pagetop