『多良家』の嫁☆〜お隣BOY☆続編〜
「今で4000gなんで…大変になると思いますが…頑張りましょう」


4000g…


食べ物を控えても、ますます増える体重…


予定日が迫って来たある日。


陣痛とは一体どういう痛みなのか…


「陣痛は他の痛みとは違うから、来たらわかるわよ」

お母さんは言います。


陣痛におびえながら過ごす日々…


いくら現実逃避しようともその日はやって来るのです。



「なんか…痛いんだよ。お腹」


隣で眠る虎太朗に言うと、虎太朗は急いで起き上がり…


電気をつけました。


が、ついたのは…


エアコン。


この寒い12月に冷房って…

なんか恨みでもあるんですか…?


「ごめん…」


虎太朗はかなり慌ててます。


「陣痛始まっても産まれるのはまだ先だから」


私は落ち着いて言いました。


痛みが強くなってきます。

朝、陣痛が規則的に来たので病院へ行くことにしました。


ベッドに横たわり規則的に来る陣痛と戦う私を、多良家が見守ります。


今日…日曜日なんです。



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