『多良家』の嫁☆〜お隣BOY☆続編〜
「お父さん席戻って!」


私は父をひじでつっつきながら言ったけど…


父はカチンコチンになっています。


「お父さん…!」


母が父を引っ張って席に着かせた。


最悪…


父さんのバカァ…!!


私は恥ずかしくて泣きそうです。


虎太朗はそんな私の気持ちを察してか、優しく微笑んでくれました。


神様…
こんな素敵な人に出会わせてくれてありがとうございます。


さて…

次は指輪の交換。


虎太朗の指に指輪を…


入らない!!


虎太朗…太った??


「歩來…それ歩來の」


あ…

ほんとだ。


虎太朗の指にスムーズに指輪を通し、


虎太朗は、私の薬指に指輪を…


!!!


入らない…



指輪は肉に食い込み、肉によって入ることを阻止されている…


昨日の…


寝る前の一杯…


我慢できなかったんだよな。


むくんでしまったようです…


虎太朗はぐっと力を入れて指輪を通そうとする。



真っ赤になった私の薬指の

第2関節の山を越えて…


入りましたー!!



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