MAX girl☆
朝起きると、上に重さを感じた。
「…期……一期…起きて…」
目を開けると、そこには……!!!
海パン一丁で白目の大島よしをが…!!
「ひっ…!?お前、なんで……」
裏返った声のまま聞く。
すると、大島はニヤリと笑いながら顔を近づけてくる。
「いつものコトでしょ☆アタシ達、婚約者なんだから」
えっ??!!!
いいいいつ、お前なんかと婚約した?!
「馬鹿言うなι俺がお前なんかと婚約するか!!だいたい俺には小梅が…」
俺が言いかけると、お前はどんどん俺に近づいてくる。
「だったら証明してあげる♪愛の口付けで」
大島の顔がどんどん…。

「やめろ〜!!!!お前なんか嫌いだぁ!」
俺は、それで起きた。
「夢だったンだ…ι」
俺は、安心して起き上がるが、俺の上には重い物体が…。
小梅だι
「一期、ひどい!何回言っても起きないし、変なコトぶつぶつ言ってるし」
小梅が動くたびに、ルーズに結んだ2つの塊(髪)が揺れる。
「おお…ゴメン。また、隣から飛んできたのか?おばさん、心配するぞ」
着替えながら言う。小梅は、ベッドでゴロゴロしてる。…ったく。
渋谷小梅は、俺、赤井一期の幼なじみ…兼婚約者だ。
可愛い顔して、スゲーコトばっかしてる。(毎朝、俺の部屋に忍びこんだり…)
正義感が強くて、恐いモノなんてないって感じの奴。
「おら、行くぞ」
「へいよ☆一期の旦那♪」
機嫌良く歩き出す小梅。
他愛ない話で盛り上がってると、通学路の端で、うずくまってる子発見。
すると、小梅はさっとその子に駆け寄った。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop