「仲間入り」「敵」

タイキの実家…
総本家からタイキの家に帰ってきた

「ふぅ~、あそこは疲れる!」
タイキは勢い良くソファに座る
「あたしはやっぱり苦手だよぉ…」

「ナクナちゃん、どうして苦手なの?」

「だってお爺ちゃん顔怖いし、みんなもなんか怖いもん」

そこね…

「そ、そう」

「あ!そうそう!」

タイキがまた勢い良くこっちを見た

「ん?」

「ナオにチカラの使い方教えてやるよ」

「あぁ、いいよ…」

「なんでだよ~!」

「あたしが妖怪になったって自覚したくない…」

「だぁめだ!お前は例え人間から妖怪になった者とはいえ、他の奴らより数倍妖力が上な異例中の異例なんだからなっ」

他の奴ら?

「え?人間から妖怪になった人って他にもいるの?」

 「あぁ、お前を寝床に送っていったタクミもその一人だ」
「あいつ言ってないのか…」

 「そうだったんだ…」
「でもあたしが異例ってどういう事?」

 「詳しくは知らないが、爺さん曰わく」
「持ち味じゃろぉ~♪ははぁ~♪♪♪」
「だとさ」

酔っ払い過ぎ…

「だから妖力が強いお前には、チカラの使い方を覚えてもらわなくちゃならない」

「でも覚えたところであたしに使う用途無いと思うんだけど…?」

「いや、お前にはオレと一緒に任務をしてもらう」

「に、任務…?」

「そ♪任務♪」

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