炎龍


兄貴の車の中で私はずっと疑問に思ってた事を
ついに質問した。

「ねぇ。」

「あ?」
「なんで急に学校に行かせたの?
つか何処の学校?」

「まぁ…。
行けばわかる」

「はぁ?
ますますわかんない…」

「だから行けばわかるって!!」

「はぁ…。」
私はそれ以上はなにも言わなかった。



車を走らせること10分。

「着いたぞー」

「ん。
ってデカっ!?」


「まぁあいつの学校だもんな…」

「なんかいった?」


「別になんもいってない。あ そーだ絢姫。
今日からお前は横倉 あすかだ」

「は??」

「だから偽名使って学校行け」

「はぁ…。わかったよ」

どうせ兄貴のことだからなんか考えてるんだろーしもうどーでもいいや。
考えるだけ無駄だ!!

「お。そうか。
じゃ行ってこい!
理事長室いけば大丈夫だ」
「ん。
じゃ行ってくる」

「おぅ。」


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