炎龍
さて…と。
一体此処はどこだろう。
校内に入って10分。
理事長室が見つからない。
「なんでこんなに広いんだよ…」
つまり、迷子だ。
「とりあえず人に聞こう」近くにいた男子に聞いてみる。
「あのーすみません。
理事長室ってどこですか?」
「あ?
誰だお前」
あら以外とイケメン。 金髪に黒い目。
「今日転校?してきた
く…横倉あすかです。
理事長室どこですか?」
おっとあぶねぇ。
本名言いそうだった。
「あー…。
理事長室ならそこの廊下の突き当たりだ」
「ありがとう」
無事到着!!
コンコン
「あ?
誰だ?
まぁいーや。入れー」
なんか口悪いし。
「失礼しまーす。
って…コウ?」
「お!
絢姫じゃん!
久しぶりだな。元気だったか?」
「な…んで?
なんでコウがここにいるの?」
「だって俺ここの理事長だもん」
「はぁ?
つーか炎龍は?」
「あー。お前が消えてからすぐ俺と悠斗が抜けた。お前の代わりは今蓮がやってる」
そっか…。
「悠斗はどーしたの?」
「悠斗はここの教師だ。お前の担任だぞ」
「えーーっ?
マジで?」
「おぅ!
ちょっと待ってろ。
今呼び出すから」