炎龍
そういってコウこと
中野康太[なかの こうき]は全校放送をしだした。
ピーンポーンパーンポーン
「オルァ悠斗ぉぉ!
30秒以内にここ来ないとどうなるかわかっ…」
ダダダダダダダ
「お!来たか」
遠くから物凄い音が聞こえてくる。
ダダダダダダダダダダ
バタンっ
物凄い音は段々とこちらに向かってきて
ついにはドアが開いた。
「ハァっハァっ…っふざけんなよコウ!
ハァっハァっ…
って絢姫!
久しぶり!
元気だったか?」
悠斗はコウに怒鳴ってたかと思ったら
私に気付いた。
「元気だったよ!
悠斗こそ相変わらず元気そうだね」
「そりゃぁコイツといればこうなるよ…」
とコウを指さして笑う。
「おい悠斗。
余計なこと言うなよ!
ほら教室連れてってやれ」
「あぁ。
絢姫。行くぞ」
「うん」