Dear.幽霊の君。
不気味な笑いをする美仔をおんぶして、
あたしは美仔の家に向かった。


美仔の家

「あらぁ、美仔!どうしたの?」
「お母さん~。あははぁ、むっふぅ」
「やだ、気持ち悪いわねぇ。お友達?」
あ、そうかあたし美仔のお母さんとは会った事ないんだ。
「初めまして、増丘友梨香です」
「美仔の母ですー。あ、どうぞ中入って」
「おじゃまします」
広い玄関だなぁ。
あたしの家は団地マンションだから一戸建ては新鮮。
「お母さん、友梨香ねぇ、今日泊まるぅ」
「まー、聞いてないからご飯とか普通のしかないけど・・・」
「あ、全然いいです、食べれたら!すいません、急に。どうぞ、おかまいなく」
それにしても、美仔のお母さん美人だな。
美仔はお母さん似かな?
「じゃぁ、美仔様のお部屋にゴー」

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