ROCK YOU!
「はーい、授業はじめるから座れ」
理科担当の先生が入ってきた。
「教科書の47ページ開いて!この前の宿題だったよな、1人当てるから前出てきて問題解きなさい、・・・望月!出てこい」
望月くんが当てられた。
「姫、ちょっと教科書貸してな」
望月くんは、私の教科書を持って黒板の前まで行った。
黒板に書いてあるのは、私もよくわかんない位の
水溶液の難しい計算問題。
でも、
「これ、解いたらいいの?」
そういいながら、望月くんはチョークを手に取り・・・
さらさらさらっと、ものすごいスピードで計算を解いていく。
それはまるで、文章を書くかのように早く・・・
そして、1分もしないうちに問題の答えは出ていた。
「・・・すばらしい」
先生も唖然。