もうとまらない…

私は…決めた。
"別れる"と。

逃げになる、でも……。
愛されてる実感が無くて辛くて辛くて
…これしかないって思ったんだ。




私は勇気を出して陸にメールを送信した。
｢今大丈夫？話があるんだ｣
一時間位待った。来ないかなって諦めそうにもなったけど
ずっと携帯を握り締めて、画面を見つめてた。

チカチカと光るメールのアイコン。
流れる名前、<片瀬陸>。

｢なに？｣
私は震える指で
｢別れよ｣と送信した。

五分後位に｢わかった｣と返ってきた。
それから涙が出た。とまらない涙。

涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔になりながら
｢ごめん、｣と送信した。

陸は｢謝ることないよ｣と……。
陸のいつもの笑顔が浮かんでまた涙が出る。