秘密のキスをしたとしても。


そう言わさるのも無理はない。


高校に入学してまだ一ヶ月弱だというのに周りは次々と付き合いだす。


口を尖らせて周りを睨む亜美だって、先輩やタメなどに告白されてる毎日。


亜美ならすぐにでも彼氏が出来るのに何故か作ろうとはしない。


…私もその一人なんだけどね。





──午後の授業も終わり、放課後。


掃除を終え、亜美と一緒に帰り道を歩く。





    
< 5 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop