秘密のキスをしたとしても。
返信が来るまでテレビでも見ようと目線をテレビに向けると、携帯のメールの着信音が鳴った。
もちろん、メールは亜美から。
「早…」
メールの早さに驚きながらもしぶしぶメールボックスを開く。
差出人:亜美
件名:RE
本文:
うーん。遊びたいけど昼から大雨らしいよ。
花さぁ、雷嫌いじゃん!雷注意報出てるよ!
「え!」
亜美のメールの内容を見て驚愕してしまう。
…雷。
昔から雷が大嫌いな私からしたら亜美のこの情報は寒気がするほど最悪なものだった。