そして、ゆっくり手を放した





「、っ、ごめん。」


後ろからかけられた声に少し寒さが和らいだ気がした



「寒いのに、ごめんな?」



再度謝ってくる彼に少し笑う



「いいよ。部活お疲れさま」




自然に手が繋がり



少しずつ歩き始める




ただ、それだけのことに涙がでそうになった



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