恋の施し


「…あぁ、分かった。話すよ、全部」




でも、もう良い機会かもしれない。

そう無理矢理思う事にした。


今まで言えなかったこの爆発しそうな想いを伝える機会ができた。

それだけでも感謝するしかしねー。




「報告、待ってるからね〜」




…ったく他人事だと思って能天気な…。
後ろに音符が付きそうな口調だ。


楽しくないっての、振られ話なんて。



仕方ねー
終わったら、雪音に癒やしてもらうってやる!





「……………」





もう、この発想で俺ヘタレモード突入じゃねーか…



とりあえず、ありったけ言ってありったけブチまけさせてもらおうじゃねーか。
< 107 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop