恋の施し
「…あぁ、分かった。話すよ、全部」
でも、もう良い機会かもしれない。
そう無理矢理思う事にした。
今まで言えなかったこの爆発しそうな想いを伝える機会ができた。
それだけでも感謝するしかしねー。
「報告、待ってるからね〜」
…ったく他人事だと思って能天気な…。
後ろに音符が付きそうな口調だ。
楽しくないっての、振られ話なんて。
仕方ねー
終わったら、雪音に癒やしてもらうってやる!
「……………」
もう、この発想で俺ヘタレモード突入じゃねーか…
とりあえず、ありったけ言ってありったけブチまけさせてもらおうじゃねーか。