恋の施し
「俺は響花のこと、お前以上に好きだから。つーかここまでしてるんんだから気付けよ。……もう良いか?」
そ、そんな…何で郁はそんなに軽々しく告白出来るの!?
緊張してガチガチだった私が本当に馬鹿みたいじゃん!!
それに“もう良いか?”だなんて…
そんなの…
ダメに決まってるじゃない!!
「だ、ダメ!
中学のこと雪音に聞いた。1ヶ月休んだ本当の理由。……きちんとそこら辺も話して!」
流されてたまるもんですか!
今みたいなこういう時しか聞けるチャンスはない!
「はぁ…長いから明日「ダメ。明日にするなら私もう帰る」
私は何があったのかきちんと聞かないと納得出来ない。
「ま、待ってくれ!帰んなっ!話すから!」
「……全部聞くからね」
私がそう言うと郁は渋々といった感じで話し始めた。