ワタシノトナリ

悪夢

「ねぇ!どこに行くのよ!教えなさいよ!」


私の名前は如月　乃愛(のあ)。高校2年生だ。



私は消えゆく意識の中でそう叫んだ。



学校からの帰り道、私は何者かに無理やり車に乗せられ口にハンカチのようなものを当てられた。




気付いたのはどこかの倉庫のような所。



身体を動かそうと思っても動かない。


隣に誰か立ってる。暗くて顔が見えないけど男の人らしい。



私はその影に向かって



「ちょっと、これ外しなさいよ!身体が動かないでしょ!」



と言った。



しかし、その影は全然身動きもしないし話もしない。



私は諦めてそのままじっとしていた。



私、どうなっちゃうの?誰か助けて…。