ワタシノトナリ
6年後、私は20歳になった。



私はお父様とお母様に自分の気持ちを伝えようと思った。




この気持ち、今伝えないと絶対後悔すると思った。



コンコン


「お父様、お母様、部屋に入ってもいいかしら?お話があるんだけど。」



と呼びかけると中から


「入りなさい。」


という声が聞こえてきた。



私はドキドキしながらこう切り出した。


「私、実は橘のことがいつの間にか好きになっていたの。それで、もう少ししていい時期が来たら橘と結婚したいんだけど。」



お父様もお母様もびっくりしたような顔をしていた。
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