ボーダーライン




そして私は相変わらず。



校舎の窓から、よくグラウンドを眺めている。



みんなとワイワイ騒いでお喋りをするのも楽しいけど、

こうやって、先生を探すことが当たり前になっていて、この1人の時間が好きだなと思っていた。



放課後のこの時間。



廊下はざわついているのに、私は一人でいるような錯覚に落ちる。






まなは、相変わらずヤナセンばっかりだけど、最近同じクラスのヤマケンに告白されて、キャーキャー騒いでたっけ。



結局好きじゃないからフッちゃったみたいだけど…。




紀ちゃんは頭も良くて可愛いから、好意を寄せる男子も多いけど、紀ちゃん自信は男に興味がないから誰とも付き合わないんだって。




そんな大好きなみんなとも、もうすぐお別れだなんて…寂しくなるね…。






よく考えると、
男に無縁なのは私だけ…?



まあ…別に良いけど!!











< 101 / 308 >

この作品をシェア

pagetop