ボーダーライン
先生
先生…
体が勝手に反応する。
先生は、手を広げて、大きく背伸びをしている。
きっと、卒業式の準備をしていたんだね。
大好きなこの場所から、私は走り出した。
1秒でも早く、
先生に会いたくて…。
「先生……!!」
ドキドキ…
「おう!どしたー?って…そんなに走らなくても俺は逃げないよ。」
ずっと思っていた。
そのニコッと笑う先生の笑顔が大好きだな…って。
好きで好きできりがないよ。
きっとこれからも一生…そう思い続けたい。
「明日いよいよ卒業式だなー早いよなあ、時間経つのって…。」
「うん…そうだね。」