ボーダーライン
「そうだな、杉本の邪魔しちゃ悪いもんなあ。」
柳瀬がニヤニヤしながらそう言って、まなとどこかへ行ってしまった。
「余計な事言わないでよ〜!」
ヤナセンの背中に文句を言った。
ほんっとにヤナセンは余計だ!
意味分かんないしっ!
せっかく話せるのに…
先生と気まずくなるじゃん…!
恥ずかしくて先生の顔見れないよ。
気まずそうにチラッと先生の方を見ると、先生は普通に笑っていた。
先生の笑顔を見て安心した。
いつもの先生だ…!
当たり前か…
意識してたの私だけだし。
「さ、相談室行くか!」