ボーダーライン
「ほんとに良かったね♪結城と話せて!」
「うん!まなもヤナセンと話せて良かったね!いつも何話してんの?」
「学校のこととか恋の話とかいろいろだよ!!
それより…さ…………」
「ん?どした??」
「咲良も恋しなきゃダメだよ!ずっとしてないでしょ?」
「まあ…」
「結城にゾッコンなのは分かるけど、華の女子高生なんだから青春しなきゃね♪高校にいい人いないんだったら、私が紹介してあげよっか?」
「うん、大丈夫だよ!そのうち、好きな人なんて出来ると思うから。ごめんね、わざわざ。」
「うん…好きな人出来たら教えてね!」
「まなも、裕くんて人と頑張ってね☆」
「ありがと〜!じゃあね、また遊ぼ♪」
まなは笑顔で私に手を振って帰って行った。
まなにも、心配かけてる。
恋…しなきゃ。
でも、高校で好きな人なんて、出来るはずがなかった。