ボーダーライン
でもやっぱり……
「まな…帰りたい!!」
「何言ってんの!まだ会ってないでしょー!?」
すると、それらしき男2人組がお店に入ってきた。
「お!愛美〜!」
と手を上げるこの人が裕くん。
その隣が、敦史って人か。
背高いな…。
「愛美の彼氏の裕也です。よろしくな!」
私は小さく頭を下げた。
一見チャラそうに見えるけど、しっかりしてそうだなあ…。
「敦史って呼んでください!」
うわっ!元気良すぎ!!
何だこのテンション。
「ほらあ〜!咲良も自己紹介しなよ〜!」
まなに言われて渋々挨拶をした。
「杉本…咲良…です」
実はこう見えて人見知りだったりする…。
先生に話しかけるのでさえ、時間がかかったんだから。
その後4人で高校の話とかいろいろしていた。
かなり無理矢理に話に入れられてたけどね。