ボーダーライン





「さっきね、結城先生とヤナセン見た!!見回りかなんかで!」



「「マジ!?」」



まなと声が揃う。



願ってもないチャンスじゃん!




「よし!咲良?」



「うん!郁ありがとね!」







紀ちゃんも無理矢理巻き込んで三人で狭い祭区域の中を探し始めた。



この範囲内だったら、見つける自信あるもん!



紀ちゃんも必死でついてきてくれた!




「うう…っ」



でも、20分探しても、見つからない…。



何処にもいない…。



先生〜どこ〜?




「もう学校に戻ってるかもしんない、門の近くで待ち伏せしたら?」



「そっか!さすが紀ちゃん!」















< 153 / 308 >

この作品をシェア

pagetop