ボーダーライン
じめじめと暑い6月。
敬太先輩に対する、変なモヤモヤはまだ消えないままだった。
でも…
夜、久々に敬太先輩からメールが来た…!
嬉しさでいっぱいで一気に不安が消える。
そして、携帯を開いた。
゙大事な話があるんだ…。゙
このメールを読んだときには、敬太先輩が今から何を言おうとしているのか…気付かないふりをするのが精一杯だった。
気付きたくもなかった。
きっと…良くない話
゙ごめん。俺、やっぱりまた咲良と付き合うことはできない…。゙
……なんで……?
付き合えないって…
私…フラれたの…?
そんな言葉…欲しくない…。