ボーダーライン



先生を好きになって、私は少しだけ後悔した。


でも、後悔しても先生が好きなんだもん……。


もう、どうしようもないんだ。





何をするにもやる気になれなくて、この3日間ろくに何も食べていない。


先生のことを思い出しては、胸が苦しくなって涙が溢れ出る。


この気持ちは
誰にも言えなかった…。




まなにも、敦史にも

誰にも話せなかった。



愛美…ごめんね。

一番の相談相手のはずなのに、いつも先生との時間を取り持ってくれてたのに。


私は、最低だよ。


それでも……ごめんね。




話したら、少しは気が楽になるかもしれないけど、私の気持ちなんて誰にも分からない。


キレイな言葉で片付けられるだけだよ……。


こんなに苦しく思うなら、まるごと消え去ってしまいたい。







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