ボーダーライン
「え!?俺ひとりで写ってたらおかしいだろ…!」
先生は苦笑いしている。
「あ…そっか………」
ただの思い過ごしかもしれないけど、先生は目で私を呼んでくれた。
嬉しい…
だから
また先生の隣に立った。
先生は…
私を選んでくれた。
「はい、チーズ!」
まなから
携帯を返してもらった先生は
「うん!OKOK!」
と満足そうに笑っていた。
その笑顔
ずっと見ていたいよ…。
「あ!そろそろ職員室に戻んねえと…!」
「そっかあ…」
本当に終わりなんだね…。
寂しいよ…。