ボーダーライン



今、先生とこうして話している時間が幸せだと思える。



しかも、まなやサッカー部のおかげで2人っきりだし…!



先生は何とも思ってないだろうけどさ。


私は楽しくて仕方ないんだよ?





「そういや杉本、最近部活来てたっけ?」



「ううん、行ってないよ。一週間補習受けてたから。」


「…そうゆうことか!最近、練習来てないように見えたからどうしたのかと思って。」



「え…?」





先生の言ったことに正直ビックリした!



先生…


もしかして学校に来て陸上部を見かける度に、私のこと目で探してくれてたの…?



いない私のこと、ほんの少しは心配してくれてた?



どうでもいいことかもしれないけど、すごく嬉しかった。



私だけが先生を見ていた訳じゃなかったんだね。



先生も、どこかでちゃんと、私のこと見ててくれてるんだ…。








先生と話せば話すほど、先生のいろんなことを知ることが出来る。



私、今まで先生と一緒に中学校生活を送ってきて、

先生のいいところ
たくさん見れた気がする。


もっともっと
先生のこと知りたい。










< 37 / 308 >

この作品をシェア

pagetop