ボーダーライン
「あの噂…本当だったんだね。」
まなまで寂しそうな顔をしてた。
「うん…。寂しいけど…でもだからこそこれから、先生といる時間を思いっきり楽しむよ!」
「咲良…私、いつでも相談乗るから何でも話してね♪」
「ありがとう…まな。」
まだ先生と出会って5ヶ月
早過ぎるよ…
どうしてこんなことになっちゃうの?
私、これから
前向きに笑っていけるかな?
先生のことを考えている時間はやっぱり落ち込んでしまうだろう。
でも、今のうちに目一杯笑っとかなきゃ損だよね。
みんなといるときは、
すっごく楽しい。
でも、ひとりになるとどうしても考えてしまう。
目いっぱい笑っていたいのに、考えちゃうんだ…
先生がいなくなったら
って……。
先生、お願い…
どこにも行かないで。
神様…お願いします。
奇跡を…起こしてください。