ボーダーライン

大人の世界





11月は学校での定期テスト、実力テスト、外部での模擬テスト、
進路懇談、卒業遠足とかいろいろあって、かなり大変だった。



この1ヶ月は本当にあっという間に過ぎていった。




まなは割と近い北川高校


紀ちゃんは難関校の青蘭を受けることになったみたい。



紀ちゃんは頭がいい。

そして整った顔。



紀ちゃんは2学期に入ってから本当に勉強一筋だった。




この時期になると卒業への焦りからか、何故かカップルが急に増える。


紀ちゃんも告白されたみたいだけど、断ったらしい。



勉強しか考えられない!って。



だから、受験が終わるまでは、そっとしておこうね、ってまなと話していた。



登下校と昼休み以外は、紀ちゃんとはあんまり一緒にはいなかった。





私は、同じクラスの郁と一緒に南野高校を受験する。



南野は、自転車や電車でも通える交通便の良い学校。


レベルは高いわけでも低いわけでもなく普通の所。




郁は、話もすごくよく合うし、私のよき理解者。



郁には先生の話をいつも聞いてもらっている。







あっという間の11月



そして12月になった。











< 58 / 308 >

この作品をシェア

pagetop