ボーダーライン





「今日は先生と話すつもりだったんでしょ?」



「…うん。」



「私も一緒についてってあげるよ☆咲良、ひとりじゃ心細いでしょ?ホームルーム終わったら一緒に行こ?」



「まなあ〜!ありがとう!」



「じゃあ今日は私もついてってあげよっかなあ〜♪」


「紀ちゃん…!!」



「途中で咲良と先生2人っきりにしてあげるしね♪ねえ〜まな!」



「咲良…先生といっぱい話するんだよ。それにしても普通挨拶とかあるのにね〜」



「まな…紀ちゃん…ありがと〜!」



嬉しすぎて涙が出そうになった。


こんなに良い友達がいて
私はすごく幸せだよ。






通知票をもらって、簡単にホームルームは終わった。




「先生にメアド聞きなよ♪」


郁からのアドバイス。


郁…ありがとう。






「よし、行っといで!」






郁にポンッと背中を押された。




「行ってくるね!」










本当に最後だ…


今日で最後なんだ…








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