ボーダーライン





「え…だって…さ………」




噂が本当だと知ってから、ずっと悩んでも悩んでもどうしようもなくて…辛かった…寂しかった

なんて言えないや…。






「もしかして、今日が最後だと思って俺んとこ来てくれたの?」





うわっ…当たってるし…。


先生するどい…!



もうやだ!

急に恥ずかしくなってきた…



「ううん…そんなんじゃないけど!」


「ふ〜ん…?」


私のバカ!
何で素直になれないの…


って…先生にはバレバレっぽいけど。








でも…先生はまだいるんだね。


卒業まで先生と
一緒にいれるんだよね。


本当に…良かった。




奇跡って本当に存在するんだ。










あ…!





「延長になったこと何で教えてくれなかったの!?」


「あれ…?ごめん!!言うの忘れてた!言ったつもりだったんだけどなあ…」










< 73 / 308 >

この作品をシェア

pagetop