ボーダーライン
「え…だって…さ………」
噂が本当だと知ってから、ずっと悩んでも悩んでもどうしようもなくて…辛かった…寂しかった
なんて言えないや…。
「もしかして、今日が最後だと思って俺んとこ来てくれたの?」
うわっ…当たってるし…。
先生するどい…!
もうやだ!
急に恥ずかしくなってきた…
「ううん…そんなんじゃないけど!」
「ふ〜ん…?」
私のバカ!
何で素直になれないの…
って…先生にはバレバレっぽいけど。
でも…先生はまだいるんだね。
卒業まで先生と
一緒にいれるんだよね。
本当に…良かった。
奇跡って本当に存在するんだ。
あ…!
「延長になったこと何で教えてくれなかったの!?」
「あれ…?ごめん!!言うの忘れてた!言ったつもりだったんだけどなあ…」