ボーダーライン
目が覚める……
朝だあ…!
今日から3月期のスタート。
やっと学校だあ〜♪
こんなに学校が恋しいと思ったのも久々だ。
支度を終えて窓の外を覗くと、紀ちゃんがもう来ていた。
「紀ちゃんおはよ〜☆」
「咲良久しぶり〜!元気だった?」
「余裕〜♪遊びに行けなくて死にそうだったけど…勉強はかどってる?」
「うん、まあまあかな!」
「そっか…青蘭絶対大丈夫だよ!頑張ってね♪」
「ありがと♪てか咲良も高校受けるじゃん!人の心配しすぎ〜!」
「おっはよー!!」
反対方向からまなが走ってきた。
「「おはよ〜!」」
「もう3学期だね〜早いね。」
寂しそうにまなが言う。
「あっという間に卒業だね〜。」
ほんと…
中3はあっという間だ。
ついこの間、先生と出会ったばかりなのに…先生辞めなくて済んだのに、今度は私が卒業しちゃうのか…。
「それにしても結城学校辞めなくて済んで良かったね☆」
「…うん!!」