ボーダーライン




ずっと求めていたのかもしれない。


その声…その笑顔…



誰よりも、先生に「おめでとう」って言ってほしかった。



先生がいたから、頑張れた。




何だか新鮮で、
とても居心地が良かった。




嬉しさと、受験という不安からの開放感で、一瞬に涙が出てきた。







「うぅ…っ……せんせー…」



「ええっ!泣いてんのか!?」



「ごめん…」



「…まあ仕方ないか、相当たまってたんだろな…。」



「…ありがとう。」



「俺、何もしてないけど?」



「鈍感〜!」







先生がいてくれたから、私頑張ってこれたんだよ。


先生は、私の支えなんだから!



気付いてよね、それくらい。







でも、本当に心からそう思う。



ありがとう


先生…








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