ただ君を愛してる

一気に血の気がひいた
まさかそんな答えが返ってくるとは思わなかったし。

あたしは、雰囲気が変わらぬよう
笑ってその場を誤魔化した

「そっかあー!あたし応援してるから頑張ってね♪」

応援したくないのに
桜との関係が終わってしまうのが怖いから

「うん、ありがとう♪あ、翔太発見!しょーたー!」
桜は翔太の姿を、見つけすぐさま翔太の元に駆け寄った

翔太の顏は安らかで
とても、見たことのない顏だった。
そんな顏を見たことがなかったあたしは
とても胸が締め付けられた。

2人を見てると、とても悲しくなった
親友が彼氏ができたのに
祝ってやれない自分にとてもイライラした。
なんて性格が悪いんだろう


「おはよ、あ花歩もおはよ」
翔太はとても眠いらしく、眠たい声であいさつをした

「おはよ、珍しいじゃん。こんな早くに起きれるなんて」
あたしは、バカにしたような声で翔太をバカにした
この風景は、毎日のようなことだ

この風景が当たり前の事だったのに
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