オサナナジミ
--翌日
AM7:20
いつものように
翔の家に行った。
ピンポン
「ごめん、今日先に行っててくんね?」
「分かった。」
…珍し。
寝坊でもしたの?
風邪引いたの?
一言言えば良いのに。
あたしわ気がきかないな…(-_-;)
「あっ………!」
ざわつく昇降口で
東くんに会った。
筆箱返せや!
「宇佐美さん、あの、これ筆箱。返すの遅れてごめん」
「うん、」
……そんな悪い人じゃないのかな?
あたしが思ってたよりも素直かも…
「林田となんかあった?」
ううん、素直過ぎるね。
「別にー♪」
東は肩を震わせて笑った。
はぁ?ちょ、何笑ってんの?!
笑う要素0だし!
「…わかりやす過ぎ、ぶっ…」
「ねぇ!!笑いすぎ!」
「林田のどこが好きなの?」
って言いながら
まだ笑ってるし!
もー、なんなの?
「言わないもん!東くんにわ!」
「…ぶっw」