オサナナジミ
「翔〜、アレックスがお風呂場に行ってくれないの、ちょっと手伝って」
翔のお母さんが
扉ごしに言った。
翔は面倒臭いといいながらも
部屋を後にした。
「……行っちゃった。」
一人寂しく
部屋に残されたあたしわ
さっきみてた写真をまた見た。
翔わバスケしてる時が
一番生き生きしてるな…
ん?
「何コレ?」
さっきわ気がっかなかった。
山積みになっている教科書の陰から
小さい箱があった。
悪いとは思ったけど、
大したものは入っていないと思い、
開けた。
「え……」