オサナナジミ



あたしわ
あなたに
何も伝えられなかった。


翔わ
いつも

あたしじゃなくて
はるひを見てたんだ…


-----バタン


重い足取りで
階段をめいいっぱい
おりた。




「まって」



翔が慌てて
あたしを追ってきた。


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