オサナナジミ
1時限わなんと科学…
1Fの実験室まですげぇ階段あんだよね、
まぢでだるい。
誰かエレベーターつけてくんないかな?
もしくわどこでもドア。
「あ、筆箱忘れた」
「まぢ?あー、ぢゃあ先行ってるわ」
「うん!」
あー
階段往復すんのか…
体力もつかな?笑
ーガラッ
「あれ?東くんまだいたんだ」
「うん、まぁ」
うん、まぁって…笑
なんか笑いそうになった。
あれー?
筆箱ないんだけど…
鞄の中にも
机の中にも
あららら?
「何探してるの?」
「筆箱を…」
ないないない!
うそだろー
「もしかしてコレ?」
東くんが差し出したのわ
ピンクと白の水玉のペンケース
まちがいない!
あたしのだぁー!
「そ、そ、それです!」
「はい」
「ありが…」
筆箱をスッと取り上げた。
「え、ちょ…何?」
「宇佐美さんだっけ?林田翔のこと好きでしょ?」