霧の獣



『この写真を・・・』
そう言って聖者は俺に写真を渡して言った。



そこにはオレンジがかった短髪の子が写っていた。



「これは??」
俺はずっと閉じていた口を開き、聖者に訪ねる。



『この写真の子を探して下さい。』
聖者は言う。




「この子は一体??」
俺は聖者に聞く。



『彼女は未久亜。
光の神子の一人、まだ自分の持っている力に気付いていない。』


「彼女って・・・女なのか!?」
俺は短髪だったので男だと思っていたが、
女だと知って驚きを隠せなかった。













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