カフェオレ

愛について

私の勝手な先入観だけれど、五十嵐さんはどんな事でも緩やかに許してくれる気がした。

それくらい、五十嵐さんはおおらかに微笑む人なのだ。

少し、ほんの少しだけ、優しく私を抱きしめる時の遥斗とダブる。


「塔子さん、でしたね?」

「はい。」


五十嵐さんは嬉しそうに顔を緩ませて、うんうんと頷き

「いいお嬢さんだ。」

そう呟いた。
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