カフェオレ

ノブをひねって扉を開く。外はもう夕暮れだった。


早く帰らないと、遥斗が帰ってくる。

今日は玄関に迎えに行って、ちゃんと『おかえり』を言いたい。そんな気分だった。


河原を見下ろしながら、人通りの少ない一本道を通過する。

空気は少し冷たいけれど、秋の夕暮れは綺麗だ。


遊び終えた子供達がそれぞれの家に帰ってゆく。
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