素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…
ホテルから笠井さんの車で自宅まで送ってもらった…

車をみてびっくりした…

運転手付ベンツ…

やっぱり社長なんだ…


自宅に着くと、部屋の入口に一人の男性が立っていた…

彼氏だ…

「あっ…」私の口からでた言葉が、二人の男性に耳に届いた…

「お前、男と朝帰りか?いい身分だな。
俺が一度他の女を抱いたくらいでギャーギャー言っていたお前がな…
これで、お前とは別れられるよな…よかったよ。お前が遊んでくれて…」

「なんで、そんなこと言うの?」

「当たり前だろ。お前みたいな何もない女。
俺は近い将来親父の会社を継ぐことになる。
その俺にふさわしい女と結婚するよ…」

「社長さんってそんなに偉いの??私は普通の幸せがほしかっただけなのに…」

「所詮、金だろ。俺に近づいたのだって…社長の息子だからな…」

二人を会話を聞いていた笠井さんが・・・

「フッ…情けない男だ。親の七光りか。会社 お前が継いだらつぶすな…」

「あんたには関係ないんだよ。こんな女がよければ、やるよ。
それにお前らみたいな奴と俺は違うんだよ…じゃあな…」

はき捨てるような言葉を残し、去っていった…

確かにこの頃、好きとかいう感情はなくなっていた。
でも、やっぱりそんな言葉は結構つらい…これでも本気で好きになった人だから…

「あんなことをいう男が好きなのか?」

まっすぐな瞳を私に向けられて…

ビクっ…

「わかりません…何も…すべて。でも、好きだったんです。あんな彼でも」

その一言をいうのが精いっぱいだった…


そのあと、笠井さんが言った言葉にびっくりをして、何も言えなくなった。

< 10 / 219 >

この作品をシェア

pagetop