素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…
私は、この高級マンションから出勤する…


このマンション、都内の一等地に立つので、通勤時間は今までの半分でOKだ。

電車の時刻を調べたりしていると、笠井さんが不思議そうな眼で見つめてきた…

「何を調べているんだい?」

『明日からは、ここから出勤しますので、電車の時刻を調べてます…』

「その必要はないよ。明日からは俺の車で一緒に行くから…」

私は言葉を失った…

車って…あの運転手付のベンツでしょ。

お金持ちは違うのね。やっぱり…

少し、価値観の差を見てしまったような気がした。

もうひとつ、私にはわからないこともあった…


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