五人の王子に仕えしは



 仕方無く私も和真君に並んでご飯を食べ始めた。


 まあ美味しいんだけどさ……!



「ところで、和真君と鈴奈はどこで知り合ったの?」


 お、お母さん何か勘違いしてない?


 キラキラとした目でお母さんは私と和真君を見ている。
 隣にいるお父さんも然り、机の上で手を組んで興味津々といった感じだ。



「いや、お母さん、なんか勘違いしてるみたいだけど私と和真君はた……」
「空き教室です」

「空き教室……っ!」


 お母さんはそう言って瞳を輝かせた。

 ちょ、和真君も何いってんの!!




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