五人の王子に仕えしは



「あ、そう言えば小鳥遊と俺、同じクラスだったよなあ」

「え? ……ああ、体育クラス?」

「そうそう! 頑張ろうな!」



 そう言いつつ和真君はニカッと笑った。
 いやあ、爽やかだね。私とは正反対だ。
あ、因みに私は、今日からローファーが無いためスニーカーで登校している。


「小鳥遊は運動出来んの?」

「いや全く」

「だろうな!」

「だろうなって何!」

「はは、だって見るからに出来無さそーじゃん。足引っ張んなよ?」

「引っ張んないし!!」



 引っ張りますけどね!!





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